里中満智子版 「ニーベルングの指環」

ニーベルングの指環〈上〉序夜・ラインの黄金、第一夜・ワルキューレ (中公文庫―マンガ名作オペラ)

里中 満智子 / 中央公論新社



ニーベルングの指環〈下〉第二夜・ジークフリート、第三夜・神々の黄昏 (中公文庫―マンガ名作オペラ)

里中 満智子 / 中央公論新社



cantotantoさんの日記でオススメがあった上の2冊ですが、昨日Amazonに注文したら今日の午前中には届きましたよ(笑)。これだからAmazonはやめられない(笑)
早速読みました!素敵!まず絵がきれい!文庫サイズなのがもったいない。ハードカバーだったらもう少し大きく見えるのかな。

「ニーベルングの指環」とはワーグナーが書いた物語を音楽でつづる「楽劇」で、「ラインの黄金」「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」という4作品を合わせて一つの「指環」という作品です。4作品それぞれが1夜ずつかけて上演されるようなもの、つまり「指環」全部見るには最低4日必要という気の遠くなりそうな大作です。それが数時間で読めてしまうのですから(笑)

今まで「指環」に関しては登場人物の名前とか曲とかを断片的にしか知らなかったのですが、この2冊のおかげでどういうストーリーなのか、最初から最後までわかりました。しっかしねえ、「神々の世界」の話なんだけど、その神々の王・ヴォータンって言うのがなんとも奥さん(結婚の神・フリッカ)に頭の上がらない、どこにでもいそうなオッサンに見えたり(笑)。すごーい高尚な話だと思ってたのがものすごく身近に感じられたり(笑)。それに、「自分が秩序だ」とか言ってる割には奥さんの他に知の神・エールダと結ばれて娘をもうけたり(ブリュンヒルデ他ワルキューレ姉妹)、人間の姿になって人間の女性との間に双子をもうけたり(ジークムントとジークリンデ)。さらにはその双子が結婚して子供をもうけたり(ジークフリート)。どういう教育してるんですか!と言いたくなるような関係だったり(笑)。これらについては下巻終わりに載っている解説の中で「ワーグナー自身の無意識コンプレックスが投影されている」と説明がありました。ふーん。

あと、同じく下巻終わりに錦織健氏が「マンガ化とは演出」と書いてあったのですが、まさにこの本は「里中満智子版演出」とでも言えるような、美しい作品でした。「指環」自体は全部観るのに4夜必要ですが、これなら一気に話を知ることが出来るので、楽劇を見る前に一度ご覧になられることをオススメします。
うちには以前NHKで放送していた「ラインの黄金」の映像があるから、コレを片手に観てみようかな(笑)。

それから、今年は新国立劇場で「ラインの黄金」と「ワルキューレ」をやるんですよね。
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/index.html
「ラインの黄金」は今日までか!
そして、来年は「ジークフリート」と「神々の黄昏」が上演される予定のようです。
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by AppleTeaKobo | 2009-03-18 13:47 | アニメ・マンガ