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将棋界、変わる座標軸

今日の日本経済新聞17面の「スイッチオン・マンデー」と言うページで「将棋界、変わる座標軸」というタイトルで、現在の将棋界についての分析が載っています。
記事によると、かつて「攻めの升田、受けの大山」と言われたように、棋士はその棋風・性格など非常に個性的だったのが、現代のトップ棋士達はその違いがぐっと小さくなった。それは島朗八段によると「将棋の戦い方や研究方法が変わったため」と言う事で、現代棋士を分類する大きな二つの要素を挙げている。

一つは、「スペシャリストかゼネラリストか」。
「スペシャリスト」の代表格として挙げられているのが、「藤井システム」の藤井猛九段、「中座飛車」の中座真五段、「ゴキゲン中飛車」の近藤正和五段で、相対する「ゼネラリスト」の代表格として、羽生善治四冠が挙げられている。さらに、「スペシャリストが考案した新戦法をゼネラリストの棋士が吸収し、広める構図」も出来上がっているとある。

もう一つは、「将棋の研究方法」。現代のトップ棋士はよく勉強しているが、「研究と実戦のウエートの置き方が微妙に異なる」とあり、研究重視派の代表格として渡辺明竜王が、実戦派の代表格として山崎隆之六段が挙げられている。(渡辺明竜王はご自身のブログでも山崎六段と比較されることについて書かれていらっしゃいます)

将棋界、変わる座標軸_c0039661_16362657.jpg
この記事、←の写真のような「分布図」が過去から現代に渡る将棋界の特徴をあらわしていて面白いです。将棋ファンの方は是非ご覧になってみて下さい。
by AppleTeaKobo | 2005-03-21 16:42 | 将棋

最近はアニメや読書の感想中心になっています。


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