宮城谷昌光著 「楽毅」

楽毅〈1〉 (新潮文庫)

宮城谷 昌光 / 新潮社


楽毅〈2〉 (新潮文庫)

宮城谷 昌光 / 新潮社


楽毅〈3〉 (新潮文庫)

宮城谷 昌光 / 新潮社


楽毅〈4〉 (新潮文庫)

宮城谷 昌光 / 新潮社



「楽毅」全4巻読了。
最初のうち、楽毅の立てる作戦がことごとく成功する話ばかりで、こんないいことばっかり書いてあるのかなと思ったら、なかなか難しい苦悩を持つ人物だったのだと知りました。それは「仕える君主の明暗」ですね。生まれた時「中山国」という小国の宰相の子として生まれたことからこの国の太子を守るための戦いを続けていくがついに力尽きる。それもこんな戦いをせずとも中山王が外交によって他国との交渉を行えば兵士の命をこんなにも失うことも無く、中山という国の滅亡も防げたかもしれない。
しかしながら中山という国が滅びて楽毅をつないでいた枷もはずれたことで、楽毅が趙や魏や燕の国の国王と触れる機会が出来、心の底から楽毅を信頼する燕王というすぐれた君主に仕えることが出来た。しかしこの燕王の太子がまた父ほどの名君ではなく、偉業もむなしく斉に取り返され、燕へ帰れず趙へ行くことになり、そこで生涯を終えることになる。
しかし、楽毅の才覚を世に知らしめることになる発端となったのは、優秀な人材を集めていた燕王の功績であり、その燕王に「塊より始めよ」と進言した郭塊の功績でもあろう。
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by AppleTeaKobo | 2009-08-09 18:47 | 日記

最近はアニメや読書の感想中心になっています。


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