横山光輝版「項羽と劉邦」 全12巻

項羽と劉邦 (1) (潮漫画文庫)

横山 光輝 / 潮出版社



全12巻読みました。
三国志のような「三つ巴」でなくて項羽と劉邦の2大勢力争いがずっと続くので最後のほうちょっと飽きてしまった感がなくも無いですが(笑)、ストーリーは項羽が死ぬところで終わります。その後劉邦は漢の国を作って繁栄するのですが残念な人になるらしく(笑)、その辺は描かれてませんでした。

さて、後世の人間としてはこの「項羽と劉邦」の歴史から何を学ぶべきか?項羽の勇猛と独裁?劉邦の人徳と奢り?最終的に項羽は敗者で劉邦は勝者ではあるが、劉邦の勝利は劉邦自身の力というよりはそれを支えた3人の賢者・張良・蕭何・韓信の力によるものが多い。逆に項羽は戦場に出れば項羽に並ぶ者無しの勇者であるが人の諫言を聞かず、賢者を重く用いることをしなかったために滅んだとも言える。

個人的には韓信に興味を持った。冷静な賢者で大元帥としての職責を大いに全うする人物でありながら、劉邦に意見を入れてもらえないとふさいで引きこもってしまう人間的な部分も垣間見える。漢の国が興った後は残念な最期を遂げるらしいが、もしあの時独立して項羽・劉邦・韓信の3人が立つことがあれば、その後の三国志の前にもう一つ三国志の逸話が残っていたかもしれないと思ったりする。
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by AppleTeaKobo | 2010-01-12 10:08 | アニメ・マンガ

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