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ゼーガペイン 25話(追記完了)

何かね、だんだん最終回が近づくにつれ、三浦綾子の「塩狩峠」だか「氷点」だか忘れちゃったけど、列車に乗ってる人達の命を救うために自分が犠牲になるみたいな、そんな「キリスト教的自己犠牲愛」みたいなので終わるんじゃないかと思ってたんですが、良い意味で裏切られました。
と言うか、ある意味、生き返ってるし。

ホント、今回、絵も脚本も演出も神回でした。

DVD↓、何気に3巻が20%、4巻が25%OFFだったりしてます。
DVD ”ゼーガペイン”(Amazon)
3巻は今日発売で20%になったのか?昨日まで25%だったのに。(-_-;)

続きにはネタバレが含まれます。
ネタバレを見たくない方はスルーでお願いします。m(_ _)m



いきなり泣きそうになりましたよ。ルーシェン!
(キョウの「しっかりしろ、ルーシェン」が良かった(^^ゞ)
でも、ルーシェンとメイウーは舞浜サーバー内のミナトたちの元へ運ばれる。大丈夫なのか、二人。

舞浜サーバー内ではミナトたちが生徒会室で作業中。そこへあの「猫」が「QL積層化技術」「幻体修復プログラム」「リザレクションシステムの設計図」をもたらす。しかし、リザレクションシステムには「未知の技術」が含まれる為、解析に何年もかかるらしい。

キョウと戦っていたマインディエがいきなり行方不明に。何と舞浜サーバー内にやってきた!
(「対幻体用のエイリアス」って何?)
ナーガに乗っ取られたオケアノスAIたちによって、アルティールも舞浜へ。
(アレはAIと話してると思わないで、AIを介してナーガと話してると思わないと悲しいね)
そういえば、舞浜の人達はゲームの「ペイン オブ ゼーガ」で知ってるんだったね。
(それと、ゲームのオープニングで「40年後現実となる」って言ってたのも伏線だったのか?)
光装甲って言うのは、外から誰が乗ってるか見えるんだ。気がつかなかった。
あと、セレブラントの人達は「バリア」みたいなのができるのか?

そして、ついにシズノの秘密が明らかにされる。
イェル Ver.4.31」・・・実体を持たない、IAL社の量子サーバーで生まれた人工幻体、そして「量子の揺らぎを演算素子に持つ」、つまり「心」があるってこと?
シズノ=イェル自身は自分がそういう存在であることを知らなかったらしい。そしてみんなに「ゴメン」と謝るシズノに、ミナトが一喝。
ミナト「あなたは仲間よ!」

舞浜のカワグチ他、例のメンバーもそれぞれの思いを胸にマインディエに対して抵抗する。
勝ち目の無い戦いを自らを省みず挑んでくる→それは恐らくアビスやシンには「理解不能なこと」で、もしかしたら古ーい「人間だった頃の記憶」みたいなものがうずいたのかも。
アビス「何だ、この感覚は」
シン「古い細胞がうずく」
ヤバイと思ったのか、アビスとシンが退散しようとする所を積層化QLによってパワーアップしたキョウのアルティールにやられる。でも本当にこれでアビスとシンはいなくなったのか、ちと不安。

体育館ではクロシオがミッションを説明。以下ほとんど自分用メモ。
小型化された舞浜サーバーのホロメモリーを、ゼーガペインに物理収納する。
クロック周波数(って何?(^^ゞ)を落とせば、そのまま地球に運ぶことは可能。
ただし、ふたを開けてレバーを引く作業は、実体化された人間がその手でやらなければならない。

誰かがリザレクションシステムを使って人間に戻る。
人間に戻った人は、地球でリザレクションシステムを完成させるその日まで、1人別の時間の中を生きる事になる。
10年、20年・・・もっと・・・。

そして、キョウは「じゃあな、カミナギ」と言って、キスしてグッバイ・・・。(;_;)
キョウがそのたった一人の「人間」になり、舞浜のデータをサルベージ。
人間に戻ったキョウは今までの記憶を取り戻し、「行くぜ、シズノ」と語りかける。

もう、この辺、涙ですね~~~~~。(;_;)
リョーコが「キョウちゃ~~~ん!!!!」って叫ぶ所とか、シズノの「はい」とか。
。・゜・(ノД`)・゜・。
もうたまんないよ。。・゜・(ノД`)・゜・。

次回、最終回だよ!最後の戦い?地球はどうなる?キョウとリョーコは再会できるのか?
人間になれないシズノはどうなっちゃうの?
絶対見逃さないぞ。ヽ( `Д´)ノ


その他。
・地球に広がる「サバト」の話をしてる時、フォセッタが言ってた「飲み込んだ量子データを苦痛の無い形に書き換えるためのオートマトン。それがいつしか多様な生態系を生み出したんです」って言うのはどういうことなのか、誰か解説してください。m(_ _)mよくわからん。
・それにしても、2回以上見ないと理解できないって、私はセレブラントにはなれんな。(^^ゞ
・人間になったキョウは、実体化したため無重力になった?ジフェイタス内に空気とかあるの?
・舞浜でコージたちが「カッコイイ~」って言ってたのが、ちょっと悲しかった。
・ルーシェンがリブートされて、全く人格の違うルーシェンになってはっちゃけたら面白いだろうなあとか思ってしまった。(^^ゞ(ルーシェンのファンの皆さん、ゴメンナサイm(_ _)m)

予告。「ミテイルヨコクヲシンジルナ」。
もう何が起こるか分からない。
皆さん、共に見守りましょう。


追記。
某所でスタッフの人か製作の事情を良く知ると思われる人の書き込みがあったので、メモ代わりに転記。↓
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前にも言ったけど、前はネタばれになりそうだったので、少々
ぼかして言った内容なんで、骨子は繰り返しになるけど…。
AIとイェル=シズノ。そしてセレブラント達との違いは
そのまま、AIと幻体である人間の違いを徽しているのだと。

イェルのベースはAIと変わらない。
つまりイェルを人として認めてしまうのならば、人とAIは
実は大した違いはないんだ…と言えてしまう。
だが、人は自分がAIやオートマトンの延長(=機械)と同じ
とは認めたくない。

ゆえに、イェルは機械である…と人の理性は答える。
イェルは搭載されたフラクタクル要素(?)によって、まるで
人と同じように振舞っているだけの機械だと。

しかし、人の感情は涙を流す存在を機械とは認めたくない。
ここらの葛藤がセレブラント達、そしてシズノに起きている。
これをアニメでは「仲間」という言葉で仮の答えを示しては
いるが、実はどうなんだろう?と

ここらは実は、攻殻機動隊でのゴースト云々のくだりと同じ
なんだけどねw (もっとも、その攻殻機動隊だって…)
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要するにシズノ=イェルは「画面から出てきたAI」ということなのかな。
人は自分が機械と同じとは認めたくない、人は涙を流す存在を機械とは認めたくない、か。
「人」と「機械」は同じになれなくても、「仲間」にはなれるんだ。
by AppleTeaKobo | 2006-09-22 10:24 | アニメ・マンガ

最近はアニメや読書の感想中心になっています。


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