「生とは天の我れを労するなり。死とは天の乃ち(すなわち)我れを安んずるなり。」
(晋作にとっての生とは、天がその生に目的をあたえ、その目的のために労せしめるという過程であるにすぎず、死とは、天が彼に休息をあたえるというにすぎない、ということであった。ー司馬遼太郎著「世に棲む日日」より)
「伊藤、生とは何か」(伊藤とは伊藤俊輔、後の明治に総理大臣になる伊藤博文)という高杉が投げかけた問いに対する高杉自身の答えを表す言葉。司馬遼太郎によると毛利登人にあてた手紙に書いた言葉らしい。
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「艱難ヲトモニスベク、富貴ヲトモニスベカラズ」
(人間と言うのは、艱難は共にできる。しかし富貴は共に出来ない。事をなすべく目標を鋭く持ち、それにむかって生死を誓いつつ突き進んでいるときは、どの人間の姿も美しい。が、ひとたび成功し、集団として目標をうしなってしまえば、そのエネルギーは仲間同士の葛藤にむけられる。げんに、諸隊の隊長はたがいに政治家を気取って、たがいに蹴落としあいをはじめていた。-司馬遼太郎著「世に棲む日日」より)
奇兵隊はじめ諸隊による「革命」成功の後に高杉が言った言葉。
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「宇宙は止まってはいない。そのうち一回転するよ」
(宇宙とはこの時代の流行語で、晋作のここでいう意味は、時勢というほどの意味である。-司馬遼太郎著「世に棲む日日」より)
「革命」が成功し長州藩は佐幕派を一掃し倒幕派政権に変わったが、次に晋作が目指す物は「
五大洲に防長二州の腹を押し出す」、つまり長州を日本国から独立し欧米と並び立つ列強国にすることだった。しかし、「攘夷」で「革命」を成功させた人々が「開国主義」とも言えるこの思想にすぐに賛同するとは思えない。そこを心配した伊藤俊輔が高杉に問うた時、答えた言葉。
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「
おもしろきこともなき世をおもしろく」ばかりが有名になって伝えられている高杉晋作の言葉ですが、↑のようにこの天才はいろいろ面白いことを言っています。詳しくは「世に棲む日日」を読んで見て下さい。
それにしても、この本を読んでると高杉の「狂人」ぶりがよくわかり、「銀魂」での高杉の姿も実はよく表しているように思います。(目を怪我してるのは謎ですが)