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種運命 29話

何か、すんごいシリアスな回でしたね~。
若い方々には是非、クルーゼが投げかけた疑問を「自分に向けられた疑問」として考えてもらえたらな~とか思いました。





デュランダル議長、昔を振り返っての回想。
すべてはクルーゼのこの言葉から始まる。
クルーゼ
すべてのものは生まれ、やがて死んでいく。ただそれだけのことだ
以下、それに対する議長とクルーゼの対話。セリフを列挙してみました。
デュランダル
定められた者達、定められた物事、すべてをそういってしまうなら、では我らがあがきながらも生きるその意味は?
願いはかなわぬと知った時、我らはどうすればいい?それがさだめと知った時に

クルーゼ
道は常にいくつも前にあり、我らは選びただたどる。君達はその先に願った物があると信じて。
そして私はやはりないのだとまた知るために


デュランダル
しかたがなかった・・・ではそれは本当に選んだことか?選んだのは本当に自分か?
選び得なかった道の先にこそ、本当に望んだ物があったのではないか

クルーゼ
選ばなかった道など無かったのと同じ・・・いくら振り返ってみても、もう戻れない。何も変えることなどできない。我らは常に見えぬ未来へと進むしかないのだ
今ではないいつか、ここではないどこか。きっとそこにはある、素晴らしい物。
それを求めて永劫に血の道をさまようのだろ?君達は。不幸な事だな


デュランダル
救いは無いと?

クルーゼ
救いとは何だ?望む物がすべて、願った事がすべてかなうことか?こんなはずではなかったと、だから時よ戻れと祈りが届く事か?
ならば次はまちがえぬと確かにいえるのか?君は

デュランダル
ならば私が変える、すべてを。
戻れぬと言うのなら、初めから正しい道を

要するに、議長にとって選び得なかった道=タリアと結ばれなかったことが、現在の議長を作る起因になっている訳ですね。
そして、そのような「間違い」を起こさない為に、「すべて自分が正しいと思う道を選ぶ」と。
今の議長を成している「思い」はそこにある、という話の回だったのだと思います。

追記。
キラとクルーゼは、「人為的に作り出された存在」として「同じような存在」でありながら、この2人の違いについて、以前は「キラには分かり合える友人がいたが、クルーゼには彼を理解する人間がいなかった」からだと思っていたのですが、クルーゼにはデュランダルという理解者がいたのですね。(それとも理解者ではなかった?)
クルーゼはちびレイを頭なでなでとかして「慈しむ」ようなしぐさを見せている所から、クルーゼ自身も誰かにそうやって育てられたということが伺われます。
ならばなぜ「キラ」と「クルーゼ」の違いを生み出してしまったのか?
やはり、クルーゼは自身の出生の秘密を知って、すべてに絶望したのだと思いました。
その前にはどんな友の言葉も無益だったのかと・・・。

その他。
・最初のキララク映像は、自分がタリアと結ばれなかったのに、キラとラクスが(定められた者ではないのに)強い結びつきを持っている事に対する「嫉妬」のように思えたんですが。
・チビレイ、すんごくカワイイ!でも結局クルーゼとの関係は明らかにならなかった。(-_-)
・クルーゼが着ていた赤服は、今シン達が着ているのとデザインが違った。(古いデザイン?)
・BGM、新規の音楽が多かった。サントラが楽しみ。
・ラクスに花束を渡すアスランの絵は新規の物ですよね?(アスラン幼い感じ)
・本編前CMで、Zの映画のCMがあった!

最後に。
来週はまたシン達の話に戻るようですが、来週は朝から夜まで出かける予定があるので、オンエアで見られないな~。残念。(ディアッカ、出るかな~)
by AppleTeaKobo | 2005-05-07 19:55 | SEED DESTINY

最近はアニメや読書の感想中心になっています。


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