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TBSの「バース・デイ」で瀬川さん

昨日の夜中にやっていたTBSの「バース・デイ」という番組をビデオに撮ったので見てみました。





良く出来ていた番組でしたよ。うまくまとまってると思いました。
最初の方は「奨励会」に主眼を置いた話になっていて、年齢制限で退会しなきゃいけないということが一般的にかなり認知されたかなと思いました。
(中座先生の昇段が決まって泣き崩れる写真は初めて見ました。あの写真が奨励会の厳しさを物語っていると思います)
後半は5局の対局の流れと瀬川さんのインタビュー。対局中の映像がかなり多いなと思いましたが、対局中撮影されていて対局者は気が散らないのかな。
(そういえばBIGLOBEの映像だったかも。打ち上げや胴上げの映像もあったし)
それと後手番の瀬川さんの側が下になってる局面の映像を初めて見ました。(^^ゞ
もし再放送があったらご覧になられることをおすすめします。保存版ですね。

後日追記。どうでもいいこと。(^^ゞ
番組のCM後の本編冒頭に流れた音楽(ピアノ)がDESTINYの曲だった。さすがTBS。(^^ゞ
サントラⅢに入ってる曲です。(^^ゞ

更に後日追記。「勝手に将棋トピックス」さんでココの記事を紹介していただいたので、番組内でのインタビューなど抜書き。

奨励会を退会された加藤昌彦氏
「(退会した直後の気持ちについて)自分の人生が1回は終わった」

中座真五段
「(最後の奨励会で自分が負けた後の気持ちについて)絶望・・・ですかね」
「よく夢にも出てくるんですよ、奨励会時代の事、未だに。辛い事の方を思い出しますね」

自宅での瀬川さん
「(退会した時もらった駒について)全く見る気もしなかった」「すぐにも捨てたい気分」
「将棋に対するすべての努力が無駄になってしまったという思い」
「26歳で将棋しか知らなくて、周りの友達からもすごい出遅れてしまって、もう将棋なんてやらなきゃ良かった」

その後職場の将棋部の人とまた将棋をやるようになり、奨励会時代忘れていた将棋の楽しさに再び目覚めたそうです。

瀬川さん「奨励会の時は年齢制限という壁があるので、消極的な手を選ぶようになってたんですね」
「アマチュアに戻って、将棋を楽しんで指せるようになった」

そして、対プロ勝率7割の実績を挙げ、嘆願書を提出。

米長会長「『プロとは何か』というそのプロと言う物がどういう角度から『この人はプロなんだ』と認知される尺度というか価値観が多様化された時代、それがこの瀬川さんの問題だと思うんですね」

NEC将棋部林隆弘氏「今後の門戸の開き方というか、あり方と言うのにすごい大きな一石を投じたと言う言い方もあると思うんですけど、僕は隕石を投じた位の勢いはあると思うんですよ」
「瀬川さんは勝たなきゃいけない」

瀬川さんのお母さん「奨励会でダメになった時に『ああ、これで普通の人になれるな』と思って実は。普通の暮らしをするのが良いと思ってました。今は応援しています」

編入試験6番勝負。
1局目。「奨励会No.1、天才の呼び声高い佐藤天彦三段」とナレーターが紹介。
2局目。神吉六段「(対局後の大盤解説会場で)大丈夫、プロになれる」(会場笑い)
3局目。久保八段に敗れた後の帰り道みたいな所でのインタビュー。
瀬川さん「これまでこんなに注目されたことなかったんで、そういった意味でも戸惑いもありましたし、でもやるしかないですね」
4局目。控室「逆転劇はないよ。5五桂打たれたら投了ですね」
ところが3四馬とした直後の控室「あー、打った!」と騒然。
NEC林氏「瀬川さんについにチャンスボールが転がってきて」
投了後控室「キターーーー!」
5局目。控室での田中寅彦九段「今戦いが始まったばかりの形ですけど、いきなり終盤の将棋ですね」「まちがいなく殴りあいの形ですね」

5局目終了後のナレーター「11月6日は生涯忘れられないもう一つのバース・デイとなった」

で、終わりでした。(^^ゞ
勝手に将棋トピックスさん、こんな辺境ブログまで見てくださっていてありがとうございます。
m(_ _)m
by AppleTeaKobo | 2005-11-16 10:35 | 将棋

最近はアニメや読書の感想中心になっています。


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